〈司会〉 そして今回、集合研修に続いてEGセキュアソリューションズの「Security Campus e-Learning」も採用していただいたわけですが、採用理由として、徳丸CTOが全編監修しているという部分は大きかったでしょうか。
〈松山〉 もちろんです。ヌーラボとして、セキュアコーディング強化につながる教育施策を、さらに強化したいと考えていました。開発エンジニアのセキュリティレベルを、さらに一段階上げたいと考えています。そのためにも、セキュアコーディングを強化する研修が必要でした。徳丸さんが監修されたコンテンツを、ぜひ活用させていただきたいと考えました。
〈徳丸〉 ありがとうございます。Security Campus e-Learningは、これからWebシステム開発に取り組むエンジニアのみなさんに向けて「今、ちゃんと理解していただきたいWebセキュリティ」にフォーカスして構成しました。
徳丸本*の初版から 、10年以上経過していますし。ゼロベースで見直して、今開発に取り組んでいるエンジニアのみなさんに有用性の高い学習コンテンツをご提供する必要があると感じていました。
〈松山〉 実際に受講したエンジニアたちのアンケートを振り返ってみると、「それぞれの動画がコンパクトにまとまっていて見やすかった」という感想が多くみられました。
〈徳丸〉 そこは特に重視しました。どうすれば、忙しいWebシステム開発に携わるエンジニアのみなさんがつねに関心度を持って視聴できるか重点的に考えました。短い時間で、しっかりと現在取り組むべきポイントを効率的に学ぶことができるコンテンツを目指しました。
*徳丸本
2011年3月に刊行された「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方」の別称。Web開発の指南書として、異例のベストセラーを記録。2018年に改訂版として第2版が刊行されました。著者である徳丸の名前にちなんで、徳丸本(とくまるぼん)と呼ばれています。