2023年の年頭にあたりまして、謹んで新年のご挨拶申し上げます。
サイバー攻撃が巧妙化・複雑化し、各組織や企業が経営上の課題の一つとしてセキュリティ強化に取り組む中、2022年はマルウェア『Emotet（エモテット）』の流行をはじめ、医療機関のランサムウェア被害や決済代行システムから約288万件のクレジットカード情報が漏洩した不正アクセス事件など、国内のセキュリティ事故事例が例年になく注目された年となりました。
2023年もこれらの脅威が変わることはなく、ランサムウェアは依然脅威として存在し続け、Emotetの脅威も断続的に続くと思われます。
しかも、標的の組織や企業を直接攻撃するのではなく、業務委託先企業や子会社のセキュリティ対策の不備を足がかりとして目的の組織や企業を攻撃する、サプライチェーン攻撃による被害が増えることも予測されます。
また、クレジットカード情報漏洩は打ち手が難しいことから、被害は継続すると考えざるを得ません。
このような厳しい状況において、私たちセキュリティベンダーが担う役割はこれまで以上に重要になります。単なる請負事業者としてではなく、お客様から信頼されるパートナーとしてお客様の諸課題に向き合いながらともに成長していかなくてはなりません。
EGセキュアソリューションズは、昨年10月でグループ3社の統合から1年が経ち、その間クラウド型WAF『SiteGuard Cloud Edition』やセキュリティオペレーションセンター（SOC）、『サプライチェーンマネジメント強化支援サービス』など新しいサービスをリリースいたしました。
本年はさらなる飛躍の年として、従来からの事業の柱である脆弱性診断サービスを刷新しみなさまのご要望により柔軟にお応えできる形を整えつつ、イー・ガーディアングループだからこそできるサイバーセキュリティのトータルサポートサービスを通して、お客様事業の飛躍に貢献してまいりたく存じます。
ウェビナーを通じたセキュリティ情報の発信も継続してまいります。みなさまのセキュリティ対策にぜひお役立ていただければと存じますので、引き続きご愛顧賜りますと幸いです。
EGセキュアソリューションズ株式会社
取締役CTO 徳丸 浩