Webサイトを対象にしたサイバー攻撃の増加により多くの運営者がその危険性を認識していることから、Webサイトのセキュリティを強化するWAF市場が拡大しています。
本稿では、EGセキュアソリューションズ株式会社が提供するホスト型WAF「SiteGuard Server Edition」をAWS環境で利用する場合のライセンスの考え方についてご紹介します。
SiteGuard Server Editionとは
SiteGuard Server Editionは、ウェブサーバー(Apache/Nginx/IIS)のモジュールとして動作するホスト型のWAFです。攻撃パターンを定義したシグネチャをもとにHTTP/HTTPSのリクエストを検査するシグネチャ検査機能を主としています。
ウェブサーバー上にインストールして利用しますので、各サーバー毎にインストールする必要がありますが、最もシンプルな構成で、専用ハードウェアの設置やネットワークの変更が不要であるという利点があります。
製品詳細:ホスト型WAF「SiteGuard Server Edition」
SiteGuard Server Editionのライセンス
SiteGuard Server Editionは、製品をインストールするOS数でライセンスをカウントします。そのため、ウェブサーバー上にインストールするServer Editionのライセンスは、必然的にウェブサーバー数とライセンス数がイコールとなります。
新規および更新価格の詳細は、価格情報を参照してください。新規価格が50%OFFとなるアカデミック価格もご用意しています。
また、Server EditionのライセンスはOS数をカウントして適用しますが、ApacheやNginxで構成したリバースプロキシがすでに存在しているなど、リバースプロキシ上にWAFを導入した方が効率が良いケースも考えられます。
このようなケースでは、Server Editionのプロキシライセンスをご提供しています。プロキシライセンスは、構成や保護対象のウェブサーバー数などをもとに個別見積でライセンス価格を提示させていただいております。
プロキシライセンスも製品をインストールするOS数でライセンスをカウントする点は同じですが、対象はWAFを導入するリバースプロキシの数となります。
一例となりますが、負荷分散・冗長構成でリバースプロキシが2台稼働していて、この2台のリバースプロキシにServer Editionをインストールするという場合は、ライセンス数「2」となります。
ご予算や用途に応じ、柔軟に対応いたしますのでプロキシライセンスをご希望の場合は、お気軽にお問い合わせください。
AWS Auto Scaling ご利用時のライセンスについて
昨今、多くのお客様でAWSなどのパブリッククラウドにおける導入が進んでおり、中でもAuto Scaling(※) ご利用時のライセンスについてお問い合わせいただくケースが増えています。
※アプリケーションの負荷を処理するために適切な数のAmazon EC2インスタンスを利用できる機能
この場合、SiteGuard Server Editionのライセンスの課金範囲は常時稼働分のみで、スケールアウトによる一時増加分は対象外となります。
そのため、ピーク時のアクセスを予測する必要がなく、最適なコストでWAFをご利用頂けます。是非ご検討ください。
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